離婚に潜むリスク

幸せな家庭を築くことを夢見て結婚する際に、いずれ離婚するだろうと考える人は、まずいないでしょう。

でも、結婚生活を始めてみて、ちょっとした言葉や態度から考え方の違いが浮き彫りになり、やがて性格の違いに違和感を覚えるようになって、夫婦として生活することに疑問や苦痛を感じ始めてしまうことも しばしば起きてしまうようです。

夫婦間の諍いが高じて家庭内暴力が繰り広げられるようになれば、生命身体の安全を確保するためには、まずは別居することが緊急かつ不可欠の対応になる場合もあります。あるいは、配偶者が他の異性との付き合いを始めたことが発覚したり、そのような疑いを拭えなくなり、夫婦間相互の信頼関係が揺らぎ始めて、感情的な距離が離れてしまうこともあります。

それでも、すぐに夫婦をやめて離婚することにはならないのは、結婚するに至る過程でお世話になった人たちに対する義理やメンツなどもあるでしょうが、特に、夫婦の一方が他方に経済的に依存しているような場合には、離婚することがすぐに経済的困窮につながる リスクがある場合も少なくないからでしょう。

夫婦でいる限り相互に助け合わなければならない法律上の義務があるため、結婚後に仕事をやめて専業主婦として家庭に入った妻にしてみれば、多少の不満や嫌悪感を抱くようになっても、夫が自分の生活費を渡してくれる限り、下手に離婚などしない方が経済的に有利 だとの考え方もあり得ます。このことは逆に夫から見れば、気に入らない妻との夫婦生活を続けることが、妻を経済的に扶助する負担を強いられるリスクを負うことになります。

ただし、夫婦間に子供ができていたり、夫婦で共有する財産がある場合には、子供の養育や財産の分与について、離婚に際して合意ができずに紛糾し感情的対立が深刻化して、離婚をしようとすることに相当な精神的ストレスを感じるリスクがある場合もあります。

あなたは幸せな結婚生活を送っていますか。もし、あなたが配偶者から離婚を求められた時、離婚後の自分の生活がどうなるかを考えたことがありますか。

もし、あなたが配偶者との離婚を望んでいる時、離婚に際して精神的、経済的にどのようなリスクがあるかを考えたことがありますか。