相続に潜むリスク

人間は誰もが死を迎えるため、死亡に際して故人が有していた財産をどうするかという問題は必ず発生します。

故人がまったく予想もしていなかった突然の病や、不慮の事件や事故に巻き込まれて急死してしまった場合は、故人が残した財産をどのようにしたいかをあらかじめ決めて遺族に伝えておく暇もないでしょう。

でも、あなたが社会生活を営む中で財産を築き、家族を持ち、死後に自分の財産をどのように処分して欲しいかを考えておく時間のゆとりがあるのであれば、何らかの形で自分の意思を遺族となることが予想される人たちに 伝えておくことが、あなたが希望する遺産の扱いが実現する可能性が高くなるでしょう。

もっとも、あなたが死後に残る財産はあるが家族ではない人に渡したいと考えていたり、多額の借金があるので家族には引き継がせたくないと考えていたり、さまざまな事情があることもめずらしくありません。そのような複雑な事情がある場合に、あなたが生前に遺産をどのように 処分して欲しいかを、何の形も残さずに特定の人だけに伝えていたりすると、あなたが亡くなった後に遺産の承継を巡って争いが生じるリスクが高まります。

また、多くの財産を遺族に渡したいと思っても、相続に際して必ずつきまとうのは相続税の問題です。少額の財産しかなければ税金はかからない こともありますが、生前に何の対策も講じなかったことで、遺族が遺産を承継すると多額の税金の負担を負うことになるリスクを抱えてしまい、故人が望んでいた通りの 遺産の承継ができないこともあります。

あなたは自分が死んだ時に、今持っている財産を誰にどのように引き継いで欲しいかを考えていますか。その相続に関して、どのくらいの相続税の負担がかかるかを知っていますか。