取引条件に潜むリスク

事業活動の過程では、利益を獲得するために商品やサービスを提供してその対価を得る取引をする必要があります。

この取引に際しては、どのような商品やサービスをどのような対価で提供するか、という基本的な点について取引相手との間に合意が成立しないとそもそも取引は成立しません。

ただ、取引に関する条件としては、何をいくらで提供するか、という点だけでなく、誰に対していつまでに、どのように提供するか、といった条件も決める必要があるのが通常です。

そして、このように取引当事者間で合意した取引条件に従って、順調に取引が進められれば問題はないですが、いずれかの当事者が、何らかの事情により、何らかの取引条件を満たすことができない事態が発生することもあります。

取引当事者間で、そのような事態の発生を事前に想定して、その事態の発生時の対応について予め合意をしていれば、合意に従った対応が可能ですが、そのような合意がなかった場合は、改めて対応を協議しなければならなくなります。

その場合に、取引当事者間で協議がまとまらないと、発生した事態への対応をめぐり当事者間で利害対立が発生し、事態が紛糾して紛争が発生することになりかねません。

あなたが従事している事業活動では、合意した取引条件を達成できなくなった場合の紛争発生のリスクに備えた取引条件を設けていますか。